鮮血ノ月
西暦20XX年――――現代。
時の流れと共に退魔概念の衰退の進む時代。
不気味な血塗れの月が空を掌握する世界。
ある少女の魂の救済を求め、四百年の因縁に挑む物語。
愛と欲望が交錯する伝奇アクション。
本編
第一章「邂逅」(連載中)
退魔の名家に生まれながらも、
才能に恵まれなかった少年「玖珂蒼助」。
最低の人生を授かった彼は、最悪の夜に
命の朽ちる瞬間を迎える。
その刹那――――彼は最高の出逢いを手に入れた。
「――――――さぁ、始めましょうか」
第二章「贖罪」(待機中)
少年は、かつて孤独を癒してくれた人を傷つけた。
少女は、求め続けていた愛情を注いでくれた人を傷つけた。
与えられたことに報いることすら出来ない事を罪として受け入れた二人。
互いに贖罪の形を探し続ける中、東京で起きた異形による猟奇殺人事件が変動の波となって襲い掛かる。
「――――――救いなど、いらない」
第三章「渇望」(待機中)
七月の終わり。
次期当主選抜の儀を控えた「早乙女昶」は、徐々に蒼助やクラスメイトと距離を置くようにしていた。
しかし、そんな矢先でコンビニに足を運んだ帰りに魔性に襲われていた少女を助けることとなる。
何故か全裸。オマケに口もきけない様子の少女を見捨てようか拾うかの選択肢。
選んだ結果は―――――
「――――――ずっと望んでいた。望まれることを」
番外編/外伝
「玖珂家の一族」(連載待機中)
第一章終了から半月後の話。
降魔庁の隠密として、そして三途の立ち上げたギルドの元で新たなスタートを切る蒼助たち。
出だしは順調かと思われた矢先、何故か久留美が何者かに攫われる。
救出に向かった千夜が行き着いた先は、なんと蒼助の実家である玖珂の武家屋敷。
そこで千夜は、蒼助と玖珂家の人々との確執を目の当たりにし………。
勘違いから始まるどたばたコメディ&シリアス番外編。
「ミッドナイト・ホスピタル」(連載待機中)
「玖珂家の一族」から更に半月後の話。
蒼助たちが地方の仕事で遠征中に、千夜が怪我で入院。
千夜を気遣った迦織が世話係を送りつけてくるが、その世話係は千夜の存在を快く思わない一族の人間の
息がかかった偵察者だった。
あからさまな敵意を向けてくる世話係の青年と千夜の奇妙な入院生活が始まるが……。
お約束満載の勘違い混じりのコメディ&シリアス風味のアフターストーリー第二弾。
その他詳細
登場人物総合名鑑
用語辞典