登場人物紹介



本編に登場するキャラクターの紹介です。徐々に追加される予定。
進行につれて
ネタバレ要素も含む事項が、各キャラに増えていきますのであしからず。






【玖珂蒼助―くがそうすけ

本編の主人公。高校二年生。薄茶の短髪。目つき鋭く、不良の風貌。
退魔師の名家の嫡男として生まれながらも、その霊的資質が乏しい。
そのせいで術の類が一切使えない無能者。この手の話の主人公としてもかなり危ういポテンシャル。
女癖がとても悪く、顔がイイが故に女受けはいいが、利害は合わないとすぐに切り捨てる。
セフレはいても、恋人はいなかったと本人主張。基本、年上嗜好。
母親は死去しており、当主である父親が健在だが、仲はよろしくない。実家には基本的によりつかず、
従姉の名義でマンションの一室を買ってもらい、一人暮らし中。
家庭の諸事情が原因で荒れた中学生時代を送ったが、蔵間恭一によって更正させられて一時期は国家に勤める。
高校進学と共に辞職し、現在はフリー。
物語は彼が依頼遂行にて瀕死の重傷を負うところから始まる―――――。






【終夜千夜―
よすがらかずや―】

本編のヒロイン。もう一人の主人公。黒髪。超ロング。ポニーテール。
絶体絶命の蒼助を救った謎の美少女。
出会った夜の明けた翌日、蒼助の前に転校生として再び姿を現す。
彼女の物語もまた、蒼助を救った夜から始まっている―――――。







新條久留美しんじょうくるみ―】

蒼助のクラスメイト。諸事情いろいろで犬猿の仲。一本三つ編み。眼鏡。
本人はごく普通の平凡な女子高生。だが、他人のプライベートを探っては記事にするという困った趣味を持つ。
学園のブラックリストに3の地位を確保している。(2は蒼助)
この物語における唯一の日常サイドの主要人物だが、彼女の物語が開幕するのはまだ先の話。







氷室雅明―ひむろまさあき―】

本姓は『土御門』。蒼助と同じ高校に通う元・同僚。眼鏡。あだ名は『生徒会長』だが、正確な地位は書記。
かつては、『降魔庁』にてチームを組む一人だった。
陰陽系統の中では名門中の名門である安倍晴明を始祖とする『土御門』の次期当主。
蒼助とは相反的な在り方と性質で、見た目だけでも「氷と炎」の図をなす。
当然、うまなど合うはずもなく、反りが合わない。
しかし、何だかんだで互いを心の何処かで認めており、辞職後も仕事を提供するなど受けるなどして
ビジネス面での関係はまだ進行形。
あだ名に関しては、現任している生徒会長があまりにも無能な為、重要な仕事は全て彼の明確な指示下で
行われているが為である。信頼も信用も全て氷室に集中しており、事実上生徒会の責任者となっている。
よって、本来は生徒会長の私室も、彼のものとなっている。もちろん、生徒会長からは大変恨みを買っているが、
本人にとっては取るに足らない知ったこっちゃないことで、よって無視。







朝倉渚あさくらなぎさ―】

氷室と同じく蒼助の元・同僚。氷室の親友にして相棒。女子制服を着ているが、れっきとした『男』。
青森の恐山を管理する神道系統の『朝倉』の跡取り。女系一族であるが故に、その立場は少々複雑。
氷室とは家同士の繋がりあっての幼馴染で、彼の数少ない理解者。
愛想のない氷室の分も補うかのように、表情も愛嬌も豊か。

誰よりも親友のことを大事に想っており、故に彼に仇なす者には容赦ない態度で接する。密かに腹黒い。





早乙女昶さおとめあきら―】

蒼助の悪友であり腐れ縁。中学時代から付き合いで、荒れていた頃から蒼助の傍にいる。
退魔の技術は持ち合わせているが、彼の家である『早乙女』は退魔の家系ではない。
暴走しがちな蒼助のストッパー。そして、人は彼を世話女房を呼ぶ。





都築七海つづきななみ―】

蒼助のクラスメイト。数少ない女友達。貧乳。関西弁。
退魔師だが、彼女もまた昶と同じように、その姓は退魔の家系ではない。
知人友人の中で、一番蒼助との付き合い短く、高校で知り合った。
蒼助をして『色気がない』といわしめるほど、胸の成長が乏しい。当然コンプレックスなので、毎回貶されるたびに
どこからともなく取り出した自家製ハリセンで、容赦なくしばき倒す。






蔵間恭一くらまきょういち―】

蒼助のクラスの担任。問題児だらけのD組をまとめあげる若き猛者。古典担当。
人柄も面倒見もよいため、生徒たちから非常に受けがよく人望もあるが、反面古参の教師側には疎まれている。
蒼助とは、個人的な面識ある。
そして、教師は実は副職で、本職は―――――。








神崎陵
かんざきりょう―】

学園の不良グループのリーダー。両生類ちっくな面構え。
自分を特別な人間と妄信しており、他の人間は全て自分に従うべきと考えている。
過去に、それぞれ違う形で己のプライドを傷つけた蒼助と氷室に凄まじい憎悪を抱いている。

転校してきた千夜に目をつけたところから、彼の人生は取り返しのつかないまでに大きく狂うことになる。






志摩雪叢
しまゆきむら―】

謎のホームレス中年男。サングラスと無精髭が特徴。
蒼助や千夜の前に現れては、奇妙な言葉を残していく。
それは、助言なのか警告なのかは――――起こってからしかわからない。





下崎三途しもざきさんず―】

魔女。千夜と朱里の友人兼保護者。店主。
喫茶店『W・G』を経営する女性。
穏やかに見えて、狡猾で容赦ない一面も持つ。
千夜に何かと甘く、アルバイトを口実に給料という名の御小遣いを提供している。
使い魔に黒猫『ブラックスノー』を使役している。





終夜朱里よすがらあかり―】

アルビノ少女。ツーテール。耳年増。シスコン(ブラコン?)
千夜の妹、と称される小学生。
千夜とは非常に仲のいい姉妹仲だが、経緯は一筋縄ではいかない複雑難解。
姉(兄?)である千夜を盲目的に敬愛しているが、その他へは人見知り全開。
世界は姉。常識である。






黒蘭こくらん―】

ゴスロリ美少女。全身黒ずくめ。完全無欠の本編至上最高の重要不審人物。
物語の裏を暗躍する謎の自称カミさま。
蒼助に接触し、何らかの目的で【澱】へと導こうとする一方で、千夜とその近辺の人物とも顔見知り。
常に上弦と行動している。
髪の下には、小さな角が生えているが、魔性ではない。
他人をイジり倒すことが趣味。いろんな意味で周囲にはた迷惑な存在。




上弦じょうげん―】

巨男&マッソー(マッスル)。白髪に褐色の肌。苦労人。下僕根性。
黒蘭と共に行動している。黒蘭同様、千夜とその間連者とは顔見知り。
千夜を「姫様」と呼んで、従者のような態度で接する。
黒蘭の傍にいる時間が長いため、イジりが集中する可哀相な男。




玖珂善之助くがぜんのすけ―】UP!

馬鹿。ヒゲ。マゾ。蒼助の父親。そして、玖珂家の当主。
息子・蒼助にスケベ要素を遺伝させた人物。既に一族の一向に沿った上の既婚者で子供までいたにも関わらず、
後妻となる美紗緒と本気の恋に落ちた。周囲の反対を力技で押し切り、結婚して愛の結晶(?)として蒼助が誕生する。

しかし、燃え上がった恋の結末はあまりにも残酷で、愛した女は思わぬ形で先立ち、その息子とは相容れない関係に
行き着いてしまう。

名前に『善』が付く通り、善人。どうしようもなく情に厚い。けれども、そこが欠点。




玖珂迦織くがかおる―】UP!

蒼助の従妹。そして、ハジメテの女性。
男どもの理想を結晶化させたような穏やかで清楚な女性だが、玖珂の次期当主の座に最も近い猛者。
蒼助のことを弟のように可愛がっており、家を出た蒼助の一人暮らしのためにマンションの一室を買い与えるなど、
いろいろ世話を焼いている。




美紗緒みさお―】UP!

蒼助の母親。ドSで鬼畜(玖珂屋敷住人の意見を統合)。既に故人だが、その死とその存在は蒼助の人生に大きな影響
を与えた。蒼助が唯一家族として認めていた。
外部の一族の人間であるにも関わらず、玖珂の当主の本妻に強引に就か
されたが、分家や一族内から風当たりは息子ともども強い。
死因は不明だが、蒼助が中学に入り始めの頃に亡くなっている。生前に彼女が遺した「人生に志を持て」という言葉が
蒼助の運命を左右することになる。

善之助の妻になるまで後ろ暗い稼業を担う一族にいたらしく、それもあって玖珂の人間からは「穢れた一族の末端」として
蔑まれている。





久遠寺黎乎くおんじれいこ―】UP!

闇医者。変態女医。両刀使い。年齢不詳。チャイナドレスに白衣。
若き霊能看護士たちと共に自らが建ち上げた医院を経営している。霊的治療に関しては間違いなく名医だが、若い身体と
美形が何よりも大好物なので、治療費は身体で払わなければならない。千夜は馴染みにしているが、なんとかお触り程度で
免除され続けているとかなんとか。
志摩と同様、黒蘭の指示の元に物語の裏を支える『裏方』。

実は、孫がいる。




来生きすぎ―】UP!

久遠寺黎乎の側近を務める霊能看護士。兼ストッパー。自称『患者さんの味方』。上司には優しくないが、患者にはこの上なく
優しい。久遠寺のセクハラと暴走を止められる唯一の人。





志野千晶しのちあき―】UP!

月守学園三年生。蒼助のセフレの一人。美人だが、高慢かつ傲慢な性格。
議員である父親の権力の傘の下で好き勝手をしていたが、蒼助を横から取られたと千夜に目をつけた時点で運命が決まってしまう。




谷原喜美たにはらきみ―】UP!

月守学園の保険医。蒼助と関係を持っているが、千晶のように露骨な独占欲や嫉妬心などはない、と自称。




新條久美子しんじょうくみこ―】UP!

久留美の母親。専業主婦。記者を夫に、刑事を義弟に持つ女。
しっかりと筋の通った性格をしており、何かと危ないことへ首を突っ込む久留美を心配している。久留美の友人として家にやって来た千夜
を娘に出来た『初めての友達』として歓迎する。







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